ポジョ・ア・ラ・ブラサ
川崎駅から川崎大師行きのバスに乗車15分、桜本バス停下車、徒歩五分の郊外に位置する大衆食堂。川崎市は京浜工業地帯の中枢都市であり、駅からアクセスが悪い郊外の立地は、近隣の社宅やアパート在住の同胞の来店を見込んでいるのだろう。
私が訪れた土曜日の夜の店内は大勢の在日ペルー人とブラジル人の客で賑わっていた。店名のCarbonとはスペイン語で木炭のことであるが、なるほど客のテーブルにはポジョ・ア・ラ・ブラーサ(炭火焼ローストチキン)が並んでいた。
おろしニンニクや塩、コショウ、そして大量のクミンで味付けし、弱火で長時間炭火焼にすることで、ただの炭火焼チキンではなく、ペルー料理のポジョ・ア・ラ・ブラーサになるのだ。食卓に並んだ時にはペルー唐辛子のたれ“アヒ”をたっぷりかけて食べる。
このペルー風ローストチキンはペルーの国民食といって良いほどよく食べられている。誕生日会、ニューイヤー、クリスマス、独立記念日等のイベントでは必ずといって良いほど姿を現し、知人の家に招かれた際の手土産としてもよく利用され、ペルーのスーパーマーケットではプレゼント用のプラスチックケースに入れられた状態で並んでいる。
ここのオーナーのシマブクロさんは沖縄系ペルー人であり、沖縄そばのメニューもある。また昼間3時までののランチタイムはスープと肉か鶏肉か魚のうちの何れかがメインディッシュのセットメニューが750円とお得だ。
Pollo la abrasa 1700円 1羽(3-4人分サイズ) ※近日写真アップ予定。
***** お店の情報 *****
「El carbon」
住所 :神奈川県川崎市川崎区桜本2-18-14 山形ビル1階
電話 :044-288-3867
営業時間:12:00~22:30
休日 :年末年始
地図
0 件のコメント:
コメントを投稿